INTELLIGENT FORCE

Execution Work 03 Consulting 縦割り組織を越境しMD事業の収益を最大化。ファン体験と売上を両立する業務変革

CreativeS&OP

Data

  • 担当者

    國府田 奏

  • お客様情報

    業界:エンタテイメント
    従業員数:約160名
    売上:非公開

  • 支援内容

    • • MD事業戦略策定
    • • カスタマージャーニー設計
    • • プロモーション統合設計
    • • ポップアップ企画
    • • VMD・空間デザイン
    • • プロジェクト推進
    • • 店舗運営支援
    • • SNS・EC連携

Process

エンタメ業界において、アーティストのグッズ販売(MD)は重要な収益源です。しかし、クライアントの大手ライブエンターテインメント企業様では、レーベルやライブ制作など部門間の縦割り構造により、ファンへの情報発信や体験提供が分断される課題を抱えていました。さらに、海外事務所からの高度かつ急な要望に対応しきれず、売上機会の損失リスクも抱えていました。インテリジェントフォース(以下IF)は、この複雑なステークホルダー間に入り、企画からデザイン、店舗運営、SNS連携までを一気通貫で支援。ファン心理と事業視点を両立させたアプローチで、売上向上と組織間の連携強化という本質的な業務変革を実現しました。

プロジェクト背景 クライアントの大手ライブエンターテインメント企業様は、K-POPアーティストのポップアップストア運営において、本国事務所からの高度な要望に応えきれないという課題を抱えていました。単に商品を並べるだけでなく、アーティストの世界観を体現し、ファンに特別な体験を提供する空間作りが求められていたのです。しかし、既存の運用体制ではノウハウが不足しており、売上目標の未達も発生していました。そこで、リテール領域でのVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)や店舗運営に深い知見を持つ当社に、コンサルティングおよび実行支援のご相談をいただきました。
お客様の課題 根本的な原因は、組織の「縦割り構造」による情報の分断でした。レーベル、MD事業、ライブ制作など、各部門が個別最適で動いていたため、ファンから見ると情報発信のタイミングや体験の導線がバラバラになっていたのです。例えば、ポップアップストアの開催とCDリリースのタイミングが重なっても、連携したプロモーションが打てていませんでした。また、海外事務所様とその日本支社、大手ライブエンターテインメント企業様という複雑なステークホルダーが存在し、意思決定の遅延や、現場への急な仕様変更のしわ寄せが常態化していました。
ご支援内容 私たちは単なるデザインや店舗運営の代行ではなく、事業全体の収益最大化を見据えたアプローチをとりました。具体的には、分断されていた各部門の間に入り、情報を集約して全体のスケジュールやプロモーション施策を統合しました。また、利益率の高いECサイトへの誘導や、ライブイベントとの連動など、ファン心理を深く理解した上で、オフラインとオンラインを横断するカスタマージャーニーを再設計しました。戦略を描くだけでなく、企画、デザイン、施工管理、SNS運用まで、当社が一気通貫で実行を担うことで、世界観の統一とスピード感のある施策展開を実現しました。
プロジェクト推進のハードル 最も困難だったのは、本国事務所様からの「直前での大幅な仕様変更」への対応です。例えば、オープン1週間前に入稿が完了している状態で、プロモーション方針の変更に伴い、店舗のビジュアルをすべて差し替えるといった依頼が頻発しました。通常であれば対応不可能なスケジュールですが、私たちは現場の状況をリアルタイムで把握し、アジャイルに計画を修正する体制を構築していました。デザインから進行管理まで自社内で完結できる当社の実行力を活かし、関係各所とスピーディに調整を行うことで、これらの急な要望もすべて乗り越えました。
成果・変化 最も大きな成果は、ポップアップストアの売上が大幅に向上したことです。定量的な結果を出したことで、本国事務所様からの細かな指摘が激減し、クライアント様への信頼が劇的に高まりました。また、私たちがハブとなって部門間の情報共有を進めたことで、社内の縦割り構造が緩和され、プロジェクト全体の進行が非常にスムーズになりました。現場の業務負荷が軽減されただけでなく、「次はECをどう強化するか」といった、より前向きで戦略的な議論ができる組織へと変化しています。
今後の展開 「部門間の壁によって顧客体験が損なわれている」「ステークホルダーが多く、意思決定や実行スピードが遅い」といった課題を抱えるすべての企業様に参考になるはずです。特に、メーカーと販売チャネル、あるいはブランド本部と店舗運営など、複数の組織が絡む事業において、全体最適の視点を持ちながら現場の実行まで落とし込むプロセスは、業界を問わず応用できる変革のヒントになると思います。
メッセージ 私たちの強みは、IPビジネスにおける上流の戦略設計から、ファンが実際に触れる体験の企画・運営までを一気通貫で支援できることです。IP戦略、MD企画、クリエイティブ制作、EC、店舗運営などが分断されがちな中で、私たちは「どうすればファン体験を高め、収益につなげられるか」という視点で全体を設計し、実行まで伴走します。また、支援範囲は柔軟にカスタマイズ可能です。ポップアップストア運営のみ、MD戦略のみ、ファン体験設計のみといったご相談にも対応しています。IPの価値最大化や、ファン体験と収益の両立に課題をお持ちの企業様に対し、戦略・クリエイティブ・運営を横断してご支援できることが、私たちの提供価値です。

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