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グループイン事例

株式会社KIGAI吸収合併

所在地:神奈川県横浜市南区井土ケ谷下町39-29
設立:2022年10月
URL:https://kigai.co.jp/

  • 株式会社KIGAI
    代表取締役 宮田

  • 株式会社インテリジェントフォース
    代表取締役 鈴木

  • 株式会社インテリジェントフォース
    CFO 近澤(インタビュアー)

「日本をアップデートする」志の合流。単独成長の限界を感じた経営者が、IFグループで手にした“組織”という武器

株式会社KIGAIの代表・宮田は、三井物産での海外経験や実家の倒産という原体験から「日本を良くしたい」という強い信念を持ち、中小企業向けのコンサルティング事業を立ち上げました。事業は順調に推移し、100社以上の支援実績を積み上げましたが、宮田の心には「組織文化の構築」と「多事業展開」への渇望、そして単独成長の限界という葛藤がありました。そんな中、物産時代の同僚である鈴木が率いるインテリジェントフォース(以下IF)グループとの出会いが、彼の経営者人生を大きく変えることになります。本記事では、なぜ彼がグループインという決断を下したのか、その裏側にあった不安や、合流後に起きた劇的な組織変化、そして経営者としての視座の進化について、リアルな対談形式でお届けします。

事業内容

まずは宮田さんに、株式会社KIGAIの事業内容についてお伺いしたいです。

宮田
はい。株式会社KIGAIでは、主に中小企業やスタートアップのお客様向けにコンサルティング事業を展開してきました。特に補助金を中心とした資金調達のご支援に強みを持っており、これまで100社以上の実績がございます。単なる手続きの代行ではなく、経営理念や戦略という根幹を理解した上で資金面から伴走するスタイルで活動してきました。
鈴木
宮田の仕事ぶりは当時から聞いていましたが、非常に緻密で、顧客からの信頼も厚かった。中小企業支援というドメインにおいて、着実に地盤を固めていた印象ですね。

日本の未来への危機感から生まれた、起業への原動力

どのような経緯で創業され、当時はどのような課題を感じていたのでしょうか?

宮田
話せば長くなりますが、実家が両家とも自営業で、父方の会社が倒産して家が大変だったという原体験があります。新卒で三井物産に入り、インドネシアでバイクビジネスに携わった際、アジアの爆発的な成長を目の当たりにする一方で、日本の地方のシャッター街を見て衰退を痛感しました。極めつけは、インドネシア人に「日本ってもう終わった国だよね」と悪気なく言われたことです。世界からの見られ方に愕然とし、「日本をどうにかしたい」という思いが起業の原動力になりました。ただ、創業して数年経ち、事業は充実していましたが、私が作った組織は「宮田+業務委託20〜30名」という非常にライトな形態でした。祖父の背中を見て育った私には、強固な組織文化を作りたいという思いがあったのですが、それが実現できていないことに強い課題感と悩みを感じていました。

株式会社KIGAI 代表取締役 宮田

「日本をアップデートする」ための、組織という選択

単独での成長に限界を感じたのは、どのような瞬間だったのでしょうか?

宮田
当初 KIGAIのミッションを「中小企業から日本の未来をつくる」と定めていたのですが、事業活動を通じて「日本をアップデートする」という目標に昇華されてきました。そうなると、中小企業支援という一つのHowだけでなく、もっと多様なアプローチが必要だと感じ始めました。しかし、自分一人のリソースでは、既存事業を回しながら新しい事業を次々と立ち上げ、かつ強固な組織を作るには限界がありました。また、自分自身が「戦略を練ってスマートにやろうとしすぎる」傾向があることも自覚しており、もっと熱量の高い、泥臭くハードにやり抜く組織の力が必要だと感じていたんです。
鈴木
宮田は非常に頭が良く、戦略的ですが、一人で抱え込んでしまう部分もありましたよね。我々と一緒にやることで、その「幅」を広げられるのではないかと感じていました。

志の一致が決め手。IFグループとの出会い

多くの選択肢がある中で、なぜIFグループを選んだのでしょうか?

宮田
泰介さん(鈴木)が物産時代の先輩だったという信頼関係は大前提としてありました。ただ、それ以上に大きかったのは、IFのパーパスである「日本をアップデートする」という言葉が、私の志と完全に一致していたことです。さらに、泰介さんから「一緒に全社の経営をやろう」と言っていただけた。私がやりたかった組織構築や多事業展開に、グループ全体の視点で関われるという話は、まさに願ったり叶ったりでした。また、IFの「戦略的にハードワークする」という体育会系のカルチャーにも惹かれました。歴史上、伸びる組織には必ず努力する文化があります。自分もそういう環境に身を置きたい、ここなら自分の事業をさらに発展させてくれると確信したんです。
鈴木
宮田には、僕にはない独特の視点や緻密さがあります。彼のような異質な才能が加わることで、IFグループとしての経営の厚みが増すと確信していました。単なる事業の買収ではなく、経営パートナーを迎え入れる感覚でしたね。

株式会社インテリジェントフォース 代表取締役 鈴木

リスペクトから始まる、経営パートナーシップ

実際のM&Aのプロセスはいかがでしたか?

宮田
近澤さんが非常に丁寧に、かつリスペクトを持って進めてくださったのが印象的です。口頭合意の後は、案内に沿って書類を出すだけで、非常に円滑でした。バリュエーションについても、モデルの前提をクリアに見せていただき、私が実務経験から「この計画ならこれくらいのコストがかかる」と指摘した点も、論拠があれば柔軟に反映してくれました。交渉ではありますが、お互いに納得感を持って進められたため、大きなストレスはありませんでした。また、「自分で事業をやってきた人はリスペクトの対象だ」と言っていただき、買い手・売り手という上下関係ではなく、対等なパートナーとして扱ってくれたことが、心地よさにつながりました。

期待の裏側にあった、役割への不安とプレッシャー

環境が変わることへの不安はありましたか?

宮田
正直に言えば、ありました。全社のミドル・バックの経営を任せてもらうという話でしたが、ベンチャーなので状況が変われば「やっぱりデリバリに戻ってくれ」と言われるのではないか、という懸念はありました。また、M&Aが成立するまでは既存の営業活動も並行しなければならず、二重の大変さはありました。

会社を任せられたからこその、次なる挑戦

グループイン後、具体的にどのような変化がありましたか?

宮田
まず、KIGAIの事業については、アドバイザーとして週1回のミーティングに参加する以外、ほぼ完全に手離れしました。後継の担当が凄まじい熱量で引き継いでくれ、2週間会社に泊まり込むほどの勢いで取り組んでくれたんです。創業者が離れても事業が維持・発展しているのを見て、自分のリソースを全社の課題に集中できるようになりました。具体的には、キャリア採用の立ち上げをゼロから行い、入社時20名だった組織が1年で3倍の60名規模になりました。採用、育成、営業を総合的にプロデュースする経験は、ビジネスパーソンとしての実力を格段に引き上げてくれたと感じています。
鈴木
宮田に任せて本当に良かった。彼は採用や育成の経験が豊富だったわけではありませんが、自分なりの世界観を持ってやり抜いてくれた。その結果、組織が劇的に成長しました。僕自身も、彼のような意志ある人間に任せきることの大切さを学びましたね。

スマートさの裏にある熱量。努力を楽しむカルチャー

IFのメンバーやカルチャーについてはどう感じていますか?

宮田
「気のいいやつ」というコンセプト通り、一見スマートですが、内面に熱い闘志を秘めたメンバーばかりです。みんな本能的に「努力の価値」を知っている。若いうちに努力することが、巡り巡って人生を豊かにすることを理解し、戦略的にハードワークを楽しんでいる。私自身も自堕落な面がありますが(笑)、頑張った先の楽しい経験が好きなので、非常に似たもの同士だと感じています。
鈴木
そうですね。ワーカホリックというよりは、目的を持って今を全力で駆け抜けるタイプが多い。宮田もその中心で、厳しくも温かくメンバーを引っ張ってくれています。

日本をアップデートする事業家を輩出する組織へ

最後に、今後の展望を教えてください。

宮田
人口減少社会において、これからは「仕事はあるが人がいない」時代です。だからこそ、採用・育成・定着が強い会社が勝ちます。IFをその最強の組織にしていきたい。そして、このプロセスを通じて、日本をアップデートできるような「事業家」を数多く輩出していきたいです。一義的には企業価値の向上ですが、その先に日本の未来を支える人材が育つ環境を作ることが、私の役割だと思っています。
鈴木
宮田と一緒に、このグループをどこまで大きくできるか、本当に楽しみです。これからも「日本をアップデートする」という共通の志に向かって、全力で突き進んでいきましょう。

株式会社インテリジェントフォース 代表取締役 鈴木 / 株式会社KIGAI 代表取締役 宮田

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